韓米両国は、6カ国協議の再開に関する措置と共同声明の早期履行に必要な具体的措置を講じるために緊密に協力し、今月半ばにベトナムで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の際に首脳レベルで協議することを決めた。

ユン・テヨン の最新ニュースまとめ

外交通商部の次期長官に内定している宋旻淳(ソン・ミンスン)青瓦台統一外交安保政策室長は7日午後、米国務省のバーンズ次官(政治担当)とジョゼフ次官(軍備管理・国際安全保障担当)と約1時間にわたり青瓦台で会った。尹太瀛(ユン・テヨン)報道官によると、双方は6カ国協議は再開自体が目的ではなく、実質的な進展が重要との認識で一致したという。宋室長は「韓米首脳が推進に合意した包括的アプローチを状況に応じ発展させる中で、両国が具体的な方策を調整する必要がある」と強調し、米国も韓国と緊密に協力する考えを示した。

宋室長は対北朝鮮制裁問題と関連し、韓国は国連安全保障理事会の決議を尊重し忠実に履行する計画だと説明した。安保理決議の履行と対話努力を並行すべきで、朝鮮半島の緊張を高めず、創意的で積極的な交渉を通じ問題を解決することが特に重要だとした。

この場では、大量破壊兵器の拡散安全保障イニシアチブ(PSI)に対する韓国の参加問題は話し合われなかったという。

双方は北朝鮮の核実験を、朝鮮半島と北東アジアの安全と平和に重大な脅威を与え国際非拡散体制に真っ向から挑むものとみなし、北朝鮮の核廃棄を目指し、両国が緊密に協力、対応していく方針を再確認した。

また、韓米同盟関係は確固としており、韓米共同のビジョンに沿った未来志向的な同盟関係の発展が着実に進展していることを評価した。


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