MOU締結後、握手を交わす産業資源部の丁世均長官(左)とナイジェリアのダウコル石油担当相=6日、ソウル(聯合)
MOU締結後、握手を交わす産業資源部の丁世均長官(左)とナイジェリアのダウコル石油担当相=6日、ソウル(聯合)
産業資源部の丁世均(チョン・セギュン)長官と石油輸出国機構(OPEC)議長も務めるナイジェリアのダウコル石油担当相は6日、ソウル市内のホテルでナイジェリアの鉄道近代化事業と油田開発を連携させる協力協定(MOU)を締結した。産業資源部が明らかにした。また、鉄道近代化事業を担当するポスコ建設もナイジェリアの運輸省とMOUを結んだ。

 MOUを締結したことで、韓国はナイジェリアの第2期鉄道近代化事業を進め、それに必要な資金の一部を長期低利の商業借款として提供することになる。一方、ナイジェリアは現在生産している油田の権益を韓国に譲渡する。

 丁長官が、ナイジェリアと大筋で合意し具体的な条件については実務交渉を通じた協議が必要と述べていることから、韓国が鉄道近代化第2期事業を受注することは確実視される。ダウコル石油担当相は、MOU締結に対する具体的な措置は2007年末までに行われるとの見通しを示した。

 事業には100億ドル以上要するとされ、韓国が海外で受注した単一工事としては最大規模になる見込みだ。この事業はレールの間隔が標準より狭い狭軌を標準軌に改編するもので、南部のポートハーコートから首都アブジャを経由し北部のマイドグリまでの1500キロメートル区間が対象となる。韓国からはポスコ建設や韓国石油公社などからなる企業連合が事業に参加する。


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