次期国連事務総長に就任する外交通商部の潘基文(パン・ギムン)長官は5日、安全保障理事会主要理事国歴訪の一環として日本を訪問し、東京で麻生太郎外相と会談した。両外相は6カ国協議に実質的な進展があるよう緊密に協力することで意見を同じくした。駐日韓国大使館が伝えたところによると、潘長官は、国連安保理決議に忠実な対北朝鮮制裁の履行とともに、北朝鮮がこれ以上状況を悪化させず対話に復帰するよう環境を整えることが重要だと強調した。

 また両外相は、東海上での円満な海洋秩序を維持するには、排他的経済水域(EEZ)境界画定が不可欠であり、このため両国外交当局が海洋科学調査に協力することで合意した。このほか潘長官は、自身の国連事務総長選出に関連し日本の支持に謝意を伝えるとともに、北朝鮮核問題の解決など国際的紛争の実直な仲裁者としての役割を尽くすことを約束した。

 一方麻生外相は、論議を呼んでいる日本の「核武装論」に言及し、日本の非核方針は原則、法律、条約に根拠し堅持されると述べた。

 潘長官はきょう、安倍晋三首相とも会談し、記者会見を行う。


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