大量破壊兵器拡散安全保障イニシアチブ(PSI)への韓国の正式参加について外交通商部の柳明桓(ユ・ミョンファン)第1次官は27日、「軍事的ににらみ合いが続いている現状で、武力衝突が発生する可能性が非常に高いため、正式に参加していない」と述べた。外遊に出た潘基文(パン・ギムン)長官の代わりに国政監査に臨み、PSIへの参加に伴う南北間の武力衝突の可能性について答えたもの。

 柳次官はしかし、正式参加をめぐり関係官庁で協議が行われていると説明した。証人として出席した青瓦台(大統領府)の宋旻淳(ソン・ミンスン)統一外交安保政策室長は、原則として北朝鮮に対する海上封鎖のための措置は取らず、PSIへの参加と関連した韓国の措置を決める方針を明らかにした。北朝鮮の祖国平和統一委員会が25日に韓国の北朝鮮制裁や封鎖への参加に警告する談話を発表したことについては、「脅威を与えるための発言には左右されない」と述べた。また、北朝鮮の不審な船舶を検問しても何も見つからなかった場合の対応については、関係国が情報交流を行うため根拠なしに検問したり武力衝突をもたらす行為はしないと明言した。


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