金一さん。6月のワールドカップ・ドイツ大会で韓国を応援する姿=2006(聯合)
金一さん。6月のワールドカップ・ドイツ大会で韓国を応援する姿=2006(聯合)
大木金太郎のリングネームで日本で活躍した元プロレスラーの(キム・イル)さんが26日、入院先のソウル・乙支病院で死去した。77歳だった。主治医によると、金さんは糖尿病と高血圧、心不全などの持病があった。前日に急激に血圧が低下し意識不明となったことから重患者室に移し心肺蘇生などの治療を受けたが26日午後12時17分に死亡した。死因は慢性心不全と腎臓血管異常による心臓まひ。

 金さんは1957年に力道山に入門し、日本でプロレスラーとして活躍した。韓国でも熱狂的な人気を得ていた。1970年代後半に引退した後は日本で事業を起こすなどしていたがいずれも失敗し、長年のレスラー生活による後遺症と持病などから闘病生活を送っていた。金さんのファンだった乙支病院理事長の勧めで1994年1月に帰国し、10年以上にわたり同病院で治療を受けていた。

 闘病生活を続ける中で、一次的に体力を回復した際には後進の養成や韓国でのプロレス再建などに意欲を見せるなど、精力的に活動していた。


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