保坂教授が公開した古地図(世宗大学提供)=25日、ソウル(聯合)
保坂教授が公開した古地図(世宗大学提供)=25日、ソウル(聯合)
世宗大学の保坂祐二教授は25日、明治政府が独島を島根県に編入する前、日本は独島が韓国の領土だと認識していたことを証明する古地図の写し2点を、慶尚北道鬱陵島の独島博物館に寄贈したと明らかにした。

 寄贈されたのは、1882年に鈴木敬作が製作した「朝鮮国全図」と、1893年に大須賀龍潭が編集した「大日本全図」。保坂教授は、朝鮮の地図である「朝鮮国全図」では鬱陵島が「竹島」、独島が「松島」と表記されているのに対し、日本領土を記した「大日本全図」には鬱陵島と独島が存在していないと説明、これが「19世紀の日本人が、独島を朝鮮の領土と見なしていたことを明白に示すもの」と主張している。

 韓国人女性と結婚し2003年に韓国に帰化し、世宗大学で日本語を教える保坂教授は、これまでにも独島表記のない島根県地図や日本の国土地理院の地図など、独島が朝鮮領土だったことを証明する日本の古地図を公開している。


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