錦湖アシアナグループのベトナム進出が本格化している。同社系列の錦湖建設はベトナムのホーチミン市で2億6000万ドルをかける大型複合ビル事業「錦湖アシアナプラザ」開発に乗り出す一方、錦湖タイヤも1億5000万ドルを投入しタイヤ工場を建設する。同グループが24日に明らかにした。

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 錦湖アシアナプラザには21階建てのホテル、32階建てのアパートが建てられる。2009年10月までに完工する予定だ。通貨危機のため一時中断されたが、このほど10年ぶりに再開された。当初とは異なり、ベトナム政府との交渉の末に錦湖建設が100%出資する事業となった。先月29日には、インターコンチネンタルホテルズグループと提携し、ホテルの名称を「インターコンチネンタル・アシアナ・サイゴン」に定めた。錦湖建設はこれを皮切りに住宅事業や都市開発事業、空港公社などベトナム政府が発注する土木工事にも参入するとしている。

 錦湖タイヤもビンズオン省に海外4か所目の工場を新設する。2008年上半期に完工する予定で、年産315万本規模。完工すれば、同社の生産量は年間5700万本に上る。錦湖タイヤは今後、高性能タイヤを生産できる最新の設備を投入し、製品をベトナムだけの販売ではなく米州、東南アジアにも輸出する考えだ。

 錦湖アシアナグループの朴三求(パク・サムグ)会長は、「錦湖アシアナプラザは韓国のベトナム進出を象徴する建物で、両国の経済協力と発展に大いに貢献する」と述べた。また、タイヤ工場の着工を機に、錦湖タイヤもグローバルタイヤメーカーとして再跳躍する足場を築いたと評価した。

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