金剛山観光客に対し北朝鮮当局から罰金が課せられるケースが今年に入り急増している。

 統一部が国会に提出した国政監査資料によると、金剛山で罰金処分を受けた件数は今年1月から7月までで1177件、金額にして1万6800ドルに達した。年間で1000件を超えたのは初めて。

 これまでの件数と金額は、1998~1999年が372件・1万4100ドル、2000年が240件・3400ドル、2001年が138件・1900ドル、2002年が427件・3500ドル、2003年が302件・4600ドル、2004年が540件・8300ドル、2005年が979件・1万800ドル。金剛山観光事業が始まった1998年から今年7月までの累計では、4175件・7万600ドルに達する。

 罰金処分の理由は、観光客が身に付ける観光許可証の破損や記載事項の誤り、環境汚染行為など。違反時には一般的に10~50ドルの罰金が課される。北朝鮮側は厳しく取り締まっており、最近では観光許可証に使う写真が所定の期間より以前に撮影していたことが問題となり罰金を課せられる例が増えている。

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