16日には、ディンウォール諮問官に世界自然遺産登録を願う署名と写真集が手渡された=16日、済州(聯合)
16日には、ディンウォール諮問官に世界自然遺産登録を願う署名と写真集が手渡された=16日、済州(聯合)
世界自然遺産の候補地現地調査を担当する自然保護団体、国際自然保護連合(IUCN)のディンウォール常任顧問兼諮問官は21日に記者会見を行い、済州島の火山地帯が世界自然遺産に登録される可能性は高いとの見解を明らかにした。ディンウォール諮問官は、15日から済州島に滞在、文化財庁と済州特別自治道がユネスコ世界自然遺産に登録を申請した「済州火山島溶岩洞窟」を視察していた。
 世界自然遺産に登録されるためには「優れた普遍的価値」が認められる必要があり、これは科学的・自然的価値、完全性、保存管理状態で評価される。

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 ディンウォール諮問官は、「漢拏山や万丈窟など、済州火山地帯の保存管理状態は大変すばらしい」と評価、済州島の自然遺産活用は世界的に見てもトップクラスで、遺産そのものの美しさと雰囲気に圧倒されだと、調査を終えての感想を述べた。ただ、ハワイなど他火山地帯との比較評価など登録に向けた手順はまだ残っており、「登録のすべての要素を備えているとは言えない」と、慎重な態度を見せた。

 ディンウォール諮問官はこの調査結果を報告書に作成し、来年1月ごろ開催されるIUCNパネル会議に上程する。世界遺産委員会はIUCNの評価報告書を基に、同年6月に開催される世界遺産委員会会議で登録の是非を確定することになる。

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