韓国地質資源研究院地震研究センターは15日、周辺国の測定値などを総合した結果、北朝鮮で発生した核実験によるものとみられる地震の震源を修正し発表した。修正した震源は北緯41.275度、東経129.095度で、13日に発表した震源から西側に7キロメートル離れたところ。従来から核実験場所と予測されてきた咸鏡北道吉州郡の万塔山付近となる。

 震源は国内4か所の測定所と、周辺国5か所のデータを総合分析したもので、米国地質調査局、日本の気象庁などが推定した場所にも近く、韓国の気象庁が推定した場所にも近い。地震発生時間は9日午前10時35分28秒で、地震の規模を示すマグニチュードは3.6。

 地震研究センターの池憲哲(チ・ホンチョル)センター長は「該当地域は中生代の花崗岩(かこうがん)で形成された金属鉱山地域で、地震波が吸収されたり緩和されることなくそのまま伝わったとみられる。地震波は通常の核実験規模よりも小さいが、核実験が行われたかどうかを判断するのは困難だ」と話している。

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