全南大学で講演を行う金大中前大統領=11日、光州(聯合)
全南大学で講演を行う金大中前大統領=11日、光州(聯合)
金大中(キム・デジュン)前大統領は11日、北朝鮮の核実験後に提起された太陽政策失敗論に関連し、「北朝鮮の核問題解決のためには米国と北朝鮮の直接対話が必要。太陽政策を攻撃したからといって可能になるものではない」と主張した。光州市内の大学で開かれた特別講演で述べたもの。過去の記憶をたどっても、北朝鮮が太陽政策を理由に核開発をすると発表したことはないと強調した。

 また金前大統領は、同日午前に盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と電話で話をし、こうした見解を伝えたと明らかにした。盧大統領もこれに同意を示し、「参謀会議でこの問題を議論する」と話したという。

 金前大統領は、「太陽政策は確かに南北間に成功をもたらした」と強調し、太陽政策が失敗だったと宣言し金剛山観光や開城工業団地事業を中断すれば、南北関係はさらに悪化すると指摘した。

Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.

Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0