「家族」という言葉に思い浮かべるのは「愛」――。

 女性家族部が2日、インターネットユーザーを対象に7月から8月にかけアンケート調査した結果を明らかにした。1万2425人の回答者のうち、「愛」と答えた人が2716人で最も多く、次いで「力」が1419人、「存在」が1275人、「幸福」が1262人だった。このほか、「わたし」と関連する言葉や「お互い」「世界」「ともに」「わたしたち」などが回答に上がった。「わたし」という個体が存在する最も基本的な単位で、また強く結ばれた共同体として、「家族」をとらえていることが分かる。

 家族構成と関連する言葉としては「父母」「母」「父」「子ども」の順で多かった。現在の家族の形が夫婦中心、子ども中心の核家族に変わってきているにもかかわらず、韓国人にとって「家族」は父母を中心とした共同体との考えが強いと解釈できる。

 「心強い」「暖かい」など家族を安らぐ場所として感じる一方で、「涙」「犠牲」「心配」などからは、だれかの犠牲の上に成り立つ単位という見方があることがうかがえる。

 全回答者のうち約95%が肯定的なイメージの言葉を挙げたが、残りの5%は「傷」「誤解」「苦痛」「いら立ち」など否定的なイメージの言葉だった。

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