LG電子の金双秀(キム・サンス)副会長は2日、「世界標準を先導するためには、まず顧客を理解すること」する内容のメッセージを社内報などを通じ社員向けに伝えた。

 金副社長は、デジタル技術発展の加速化で、「標準戦争」という言葉が生まれるほど技術標準を先導、独占しようとする争いが激しさを増す中、世界標準を先導する企業が市場の変化を主導する位置で広範囲な市場を独占支配するなど有利に動けると指摘した。LG電子も標準戦争に勝ち残るため、多方面で努力した結果、デジタル放送の伝送方式VSBと次世代光ディスク規格のブルーレイ・ディスクなど複数分野で目立った成果を挙げたという。特に移動通信分野では、第3世代携帯電話(G3)から次の世代への移行過程となる第3世代高度化システム(3G・LTE)と、第4世代携帯電話(4G)などで近い将来、有益な結果を得るものと期待すると述べた。

 ただ、中長期的に見た場合、世界標準になるためには単なる最高技術の確保だけでは不十分で、顧客を徹底的に理解し市場の変化を正確に予測することから技術を生み出さなければならないと説明した。「顧客を知る」という言葉は、標準戦争でも用いるべき原則だと強調した。

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