米国が北朝鮮核問題の進展を望むのであれば北朝鮮との直接対話が必要であり、その席で北朝鮮政権を弱化させるという脅威を払拭しなくてはならないとの指摘が上がっている。米戦略国際問題研究所(CSIS)のジョン・ウォルフスタール研究員が28日、自由アジア放送(RFA)とのインタビューで述べたもの。ライス米国務長官の北東アジア歴訪計画については、「北朝鮮に対する追加圧力行使の努力と思われるが、成功は難しい」と評した。
 ライス長官がアジアを訪問すれば、相手国に対し日本や豪州のように追加金融制裁に賛同するよう求めるものと思われる。ウォルフスタール研究員は、米国は特に中国と韓国が追加制裁に賛同することを望んでいるが、どちらもその可能性は少ないとの見方を示した。また、ブッシュ政権は「北朝鮮核問題を6カ国協議を通じ解決する」という外交路線以外の戦略を打ち出していない状態だと指摘、米国が時限を定めたのではないと思われると述べた。

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