出発を前に仁川空港で記念撮影する訪朝団=30日、ソウル(聯合)
出発を前に仁川空港で記念撮影する訪朝団=30日、ソウル(聯合)
大韓民国臨時政府の要職に就いていた人物らが埋葬されている北朝鮮の国立墓地に墓参するため、遺族らが北朝鮮を訪問する。韓国に居住する子孫らが墓参のため訪朝するのは、南北分断後これが初めて。一行が訪問する愛国烈士陵と在北烈士陵は、臨時政府高官や南北主要人物が埋葬されており、国が造成・管理している。愛国烈士陵は韓国当局が参拝禁止対象に含めていることから、集団ではなく個人での墓参の形を取る。
 大韓民国臨時政府記念事業会の金滋東(キム・ジャドン)会長は、「事業会の創設以来、北朝鮮での墓参事業に力を注いできたが、2年にわたる努力の末南北当局から最終承認を得てようやく実現した」と感激を表した。一行は航空機で中国を経て北朝鮮入りし、来月1日に墓参りをした後、妙香山などを見物し、4日に帰国の途に着く。

 大韓民国臨時政府は、三・一独立運動後、朝鮮の独立のため中国・上海に設立された亡命政府。

Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.
Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0