米大手メディア企業が相次ぎ韓国市場に進出している。韓米自由貿易協定(FTA)に向けた布石ではないかと、注目される。

 放送業界が26日に明らかにしたところによると、ルパート・マードック氏率いるニューズ・コーポレーション系列のFOXテレビが4月に国内トップのケーブルテレビ統括運営会社(MSO)Tブロードと提携、ジョイントベンチャーとして国内市場に進出した。国内ケーブルテレビに米ドラマ専門のFOXチャンネルを設立、最新人気ドラマを放送している。

 世界最大規模の米国系メディア企業タイム・ワーナー系列のターナー・ブロードキャスティング・システム(TBS)も、中央日報系列の中央放送と提携し、国内で11月にジョイントベンチャーを設立する計画だ。カートゥーンネットワークなどのアニメーションチャンネルを運営する方針。また、米国MSO3~4位に位置するケーブルビジョンも、系列のブームHDネットワークが今月初めにスカイHDとコンテンツ契約を結び、韓国放送市場に参入した。

 放送業界専門家らは、韓国の放送広告市場規模は世界7~8位水準と魅力的なだけでなく、韓米自由貿易協定(FTA)締結など成長の可能性も大きいことから、最近になって米大手メディア企業が積極的に進出を試みていると分析している。

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