朝鮮半島情勢専門家として知られるジョンズ・ホプキンス大学のオーバードーファー教授は25日、現時点では米国が平壌に特使を派遣する可能性はほぼないとの見方を示した。自由アジア放送(RFA)とのインタビューで、最近一部で米国の北朝鮮特使に対する声が上がっていることに対し述べたもの。

 オーバードーファー教授は、「ブッシュ政権はまず北朝鮮から6カ国協議に復帰する意向を示すべきとしてきただけに、そのような変化がない限り特使派遣の可能性は少ない」としている。特に、父親のブッシュ前大統領を特使として派遣しようという主張については「父親が息子の北朝鮮政策に口を出す立場ではない」と指摘した。

 米下院国際関係委員会・東アジア太平洋小委員長を務めるジム・リッチ議員は19日に行われた討論会で、北朝鮮の核問題をめぐる膠着(こうちゃく)状態を打開するため、ブッシュ前大統領を平壌に派遣すべきと主張していた。

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