大宇造船海洋は25日、オマーン政府と修理造船所の建設、委託経営の契約を交わしたと明らかにした。今後10年間にわたり修理造船所の設計・建設、装備調達などのコンサルティングを任され、造船所完工後は大宇造船から最高経営責任者(CEO)を出す形で委託経営を行う。

 修理造船所はオマーン中部のドゥクム地域に30万坪規模で建設される。主要設備としては超大型タンカーの修理が可能な410メートルのドック2基と、300メートルのフローティングドック1基を設置する予定だ。これは中東地域で最大規模。

 大宇造船は、この契約を機に船舶というハードウエア中心の輸出に加え、造船所運営技術というソフトウエア輸出でも新たな収益源を生み出せるようになったと説明した。投資リスクなく年間約100億ウォンのロイヤルティー収益を計上できる。また、中東地域に安定した修理・造船所を確保したことにより、同地域を運航する顧客にもより高度なサービスを提供できる。契約期間は最長20年で延長も可能。総額2000億ウォンのロイヤルティー以外に、造船所の建設期間には設計、監理、資材調達と生産人材教育などで追加収入も期待できる。

 オマーン政府は、発展の遅れた中部地域に総額30億ドルを投じ、修理造船所をはじめ各種の産業施設や港湾などインフラ建設の計画を立て、2004年から造船所建設と運営を担う事業者を探していた。

Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.

Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0