タイ当局に拘束されていた脱北者159人が近くタイを出発すると伝えられたことに関し、政府当局者は22日、韓国入りを希望する場合にはサポートする準備ができていると述べた。政府の基本方針は、当事者が望む通り手助けすることだという。脱北者が第三国行きを希望する場合にもその意思を尊重する。ただ、脱北者の身辺安全が最優先のため、具体的な動向の確認には応じられないとした。
 17歳未満の未成年者23人を含む脱北者175人は、北朝鮮を脱出し中国とミャンマーを経てタイに密入国、韓国人教会にかくまわれていたところを8月末にタイ警察に連行された。このうち、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が発行した旅行証明書を所持していた16人はUNHCR保護下でタイを離れ韓国入りしている。未成年者を除く残り136人に対しては不法入国罪が適用され、罰金刑の代わりに拘留措置が取られていた。

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