権五奎(クォン・オギュ)副首相(財政経済部長官を兼任)は22日、対外援助規模拡大に向け国民の理解と支持を得るなど、韓国の経済規模に見合った国際社会での役割を遂行していく考えを示した。ソウル市内のホテルで開かれた経済協力開発機構(OECD)加盟10周年記念コンファレンスの開幕あいさつで述べたもの。

 権副首相は、OECD加盟を通じて先進国の経験を学ぶことができたと評価するとともに、成長潜在力の拡充、二極化解消、少子高齢化など世界的な問題について主導的に取り組んでいく意向を示した。特に貧困と疾病の根絶への寄与や、開発途上国を対象にしてきた経済開発コンサルティング事業の拡大などに意欲を見せた。

 一方、2004年まで自身がOECD大使を務めていたことを振り返り、当時の経験が韓国経済の多様な政策を扱う上で貴重な財産になったと評価した。

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