昨年の肺炎による死亡者数が、統計をとり始めた1983年以来最多となったことがわかった。医学の発達で幼児や若年層の死亡者数は大幅に減少したが、急速に進む高齢化に伴い肺炎で死亡する高齢者が急増している。
 統計庁が22日に明らかにしたところによると、昨年は前年より19.2%多い4186人が肺炎で死亡した。肺炎による死亡者数は2000年に3900人、2002年に2727人と減少が続いていたが、2003年には2805人と増加に転じ、以降は3年連続で増加が続いている。

 統計庁のパク・ギョンエ人口動向課長は、「高齢者は他の疾患がない状態で呼吸器疾患にかかると肺炎に発展し死亡するケースが多い」と説明したうえで、肺炎による死亡者数の増加は高齢化に伴う現象であることから今後も死亡者数は増加すると予想している。

 年齢別の肺炎死亡者数は、0歳児の場合1983年に468人に達したが昨年は7人にとどまり、1~4歳は838人から20人に、5~9歳は542人から4人に、10~14歳は260人から5人に減少した。これに対し70~79歳は329人から1150人に、80歳以上は272人から2299人に増えた。

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