タイで起きたクーデターに対し、タイに進出している約150社の韓国企業は経営悪化を懸念している。

 大韓貿易投資振興公社(KOTRA)バンコク貿易館が20日に明らかにしたところによると、タイにはサムスン電子、サムスン電機、LG電子など製造業127社、現代、サムスン、LGグループなどの商社17社、大韓航空、アシアナ航空など運輸が6社と、合計150社余りが進出している。クーデター指導部は20日を公休日に指定したが、一部の韓国企業は通常通り出社し業務を行った。しかし、クーデターが政局不安につながり、さらには景気停滞を招くのではないかと不安を抱いている。

 この日は貨物の通関も中止された。サムスン電子の場合、工場は正常操業したものの、航空貨物の通関中止で業務に支障が生じたという。ポスコやLGインターナショナル、高麗海運、現代グローバル、LG石油化学なども通常通り勤務、大きな問題は起きていないが今後の状況を考えると落ち着いてはいられない様子だ。

 バンコク貿易館の関係者も、事態がどのように進むかわからず、政局など今後の推移を見守っていると述べた。

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