盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は20日、国民の福利厚生の向上が伴わなければ経済成長を持続できず成長の意味もないとの考えを示した。政府中央庁舎で開かれた社会サービス分野の雇用創出に関する報告会に出席し、述べたもの。

 盧大統領は、「成長が雇用や国民の厚生問題を解決した時代は終わろうとしている。時代は急激に変化している」と強調した。また、経済成長は極めて重要なため成長に向け今後も努力する意向を示す一方で、成長の内容が重要だと指摘した。雇用が国民の厚生福祉につながるかどうかが重要だとした。

 盧大統領は政権発足当時からこの問題に真正面から取り組み対策を立て、国家戦略のパラダイムを変えようとしていたという。しかし、絶えず戦略の変化を試みたにもかかわらず、成長のみを追ってきた組織の習慣が残っているせいかうまくいかなかった。盧大統領は成長と厚生、雇用がそろって解決される経済パラダイムの構築に努力していると述べ、経済運用を中心とする国家戦略のパラダイムを変えようとする政府の取り組みに理解を求めた。

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