アラブ首長国連邦を訪問している韓明淑(ハン・ミョンスク)首相は19日、ムハンマド副大統領と会談し、両国で経済共同委員会を近く発足させることで合意した。

 両者は会談で、5月に盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が同国を訪問した際に締結した経済・貿易・技術協力協定の追加措置レベルで、プラントや建設、貿易、投資など幅広い分野にわたる協力課題を模索、履行する経済共同委員会を構成して友好協力体系を加速化させることに同意した。

 韓首相はこの席で、権五奎(クォン・オギュ)副首相(財政経済部長官兼任)を経済共同委員会の韓国側首席代表に選任したことを伝えた。また、需要の急増が予想される建設やプラント事業に、より多くの韓国企業が参入できるよう要請した。アラブ首長国連邦は今後5年間、2300億ドル規模のインフラ投資を計画しており、ドバイだけで7年間に520億ドル規模の投資が予定されている。

 韓首相とムハンマド副大統領はまた、ドバイの資本や資源と、韓国の開発経験、技術を共有する相互補完的な関係を通じ、情報技術(IT)、教育、観光、文化、スポーツなどで提携関係を拡大することを再確認した。政府当局者は「今回の会談は未来志向的パートナー関係の構築に向け両国が採択した共同声明を履行・点検するためのもので、特に相互投資協力分野が中心議題となった」と話している。

 韓首相はアラブ首長国連邦での1泊2日の実務訪問を終え、次の訪問国リビアに向かった。

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