韓国のIMF出資金、現行の2倍に拡大決定

国際通貨基金（IMF）に対する韓国の出資が従来の2倍になることが確定した。18日に実施した投票で、韓国をはじめ中国、メキシコ、トルコの4カ国の出資比率拡大について採決したところ、出資比率基準で90．6%が賛成し、確定した。これにより韓国の出資比率は従来の0．764%から1．346%に引き上げられ、IMF加盟184カ国での出資比率順位は28位から19位に上昇する。1955年にIMFに加盟した韓国の出資比率見直しは、1998年に0．55%から現在の0．764%に引き上げられて以来となる。

　IMFの出資比率が引き上げられると、韓国はIMF理事国の地位を現在の2年間から4年間にわたり維持することができ、IMFでの意思決定における発言力が拡大するほか、危機発生時に支援を受けられる金額も拡大される。

　韓国の出資金は、外貨準備高から1兆8400億ウォン相当を拠出する形になるが、この資金は無収益資産に分類されるだけで、出資後も外貨準備高に含まれる。

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