懇談会での記念撮影。左から日本の大島正太郎大使、中国の寧賦魁大使、ウリ党の金槿泰議長、ロシアのイワシェンチョフ大使、米国のバーシュボウ大使=18日、ソウル(聯合)
懇談会での記念撮影。左から日本の大島正太郎大使、中国の寧賦魁大使、ウリ党の金槿泰議長、ロシアのイワシェンチョフ大使、米国のバーシュボウ大使=18日、ソウル(聯合)
与党開かれたウリ党の金槿泰(キム・グンテ)議長と米国、日本、中国、ロシアの駐韓大使は18日、北朝鮮の核問題を解決するには北朝鮮の復帰による6カ国協議再開が必要との意見で一致した。
 米国のバーシュボウ大使、日本の大島正太郎大使、中国の寧賦魁大使、ロシアのイワシェンチョフ大使が金議長の招きで集まり食事会を兼ねて懇談した。韓米首脳会談の終了直後で、6カ国協議の共同声明採択1周年を翌日に控えていることなどから自然と核問題が話題に上ったとみられる。

 4人の大使は、韓米首脳会談で両大統領が「包括的アプローチ案」を通じて核問題を解決するという原則を確認した点を高く評価し、関連国が6カ国協議再開に向け努力しなければならないと強調した。ただ、バーシュボウ大使は、6カ国協議復帰に対する北朝鮮の否定的な反応に遺憾の意を表明。これに対し寧大使とイワシェンチョフ大使は米国の対北朝鮮金融制裁の動きを意識してか、米国の積極的な役割を要請した。

 会合に同席したウリ党の禹相虎(ウ・サンホ)報道官によると、寧大使は「今は一日でも早く6カ国協議を再開するための突破口を探すとき。対北朝鮮制裁などは米国の国内法順守と関連する事柄だが、国内法順守という利害関係を貫徹する一方で国外チャンネルも稼動できないか」と問いかけた。イワシェンチョフ大使も、北朝鮮が追加行動を取れば状況は予測できない方向に急変する可能性があり、北朝鮮を孤立化させるのは望ましくないと述べ、米国の積極的な役割に期待した。

 大島大使は、北朝鮮の復帰を通じた6カ国協議の再開に同意したが、日朝平壌宣言と関連した北朝鮮の不履行には遺憾の意を表明した。

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