政府の予算配分で、金海国際空港の拡張事業が加速しそうだ。釜山商工会議所と釜山市が15日に明らかにしたところによると、政府は拡張事業工事費の残額761億ウォンを来年度予算に盛り込む方針を決めた。
 拡張事業は当初、昨年12月に完工する予定だったが予算不足で数回にわたり先送りされ、拡張事業全体の進捗(しんちょく)率は81%にとどまっている。さらに企画予算処がこのほど、拡張事業の早期完工に向け建設交通部と釜山地方航空庁に全額を予算に盛り込むよう要請したにもかかわらず300億ウォンの反映にとどまったため、釜山商工会議所と釜山市が青瓦台(大統領府)などを訪問し予算配分を求めていた。

 釜山商工会議所の申正沢(シン・ジョンテク)会長は、「懸案に対するわれわれの努力を実を結んだ」と満足感を示したうえで、北港の再開発や東南圏での国際空港建設など釜山経済の再生に向けた懸案の解決に取り組む意向を表明した。

 金海国際空港拡張工事は1997年から約3640億ウォンを投じて進められているもので、国際線旅客ターミナル、貨物ターミナル、駐機場、駐車場などを拡張する。

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