金泳三(キム・ヨンサム)元大統領は12日、ソウル・上道洞の小学校で講演を行い、自身の人生を振り返った。教師と父兄、地域住民約500人を前に講演した金元大統領は「中学生時代から私の夢は、大統領になることだった。夢と勇気を失わなかったため3年間の軟禁生活にも耐えられ、結局は大統領になった」と述べ、子どもに夢と勇気を与えることの重要性を力説した。

 父兄から正しい教育方法について質問されると、言葉よりも実践を通じ手本を示すことが大事だと答えた。また「努力することが、子どもには大いに役立つ」と述べるとともに、子どもには夫婦の愛情を示すよう呼びかけた。

 金元大統領はまた、高校時代にソウル大学の政治学科を目指していたが、校長に人生で最も重要な学問は哲学だと言われ哲学科に入学し、その時から自分の人生は変わったとのエピソードを紹介した。それだけに、教師の一言も生徒には非常に重要と強調した。

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