盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は韓国時間の12日午後、ギリシャ、ルーマニア、フィンランドの欧州歴訪とアジア欧州会議(ASEM)日程をすべて終了し、米ワシントンに向け出発する。現地時間14日にはブッシュ米大統領と韓米首脳会談を行う。

 韓米首脳会談は、昨年11月にブッシュ大統領がアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議出席のため訪韓した際に行われて以来、10か月ぶりとなる。盧武鉉政権では6回目。

 盧大統領に同行している青瓦台(大統領府)の宋旻淳(ソン・ミンスン)統一外交安保政策室長は、韓米首脳会談の議題に関連し「両国が同盟を通じ共同で指向する未来ビジョンについて論議する」と述べている。北朝鮮核問題解決に向けた努力策、韓米自由貿易協定(FTA)交渉の順調な進行に向けた首脳レベルでの決意や支持を確認するほか、北東アジア地域情勢全般についても話し合う。また、韓国移譲の時期をめぐり論議となっている戦時作戦統制権問題についても協議される見込みだ。両首脳は会談後、メディア向け発表文の形ではないものの共同記者会見を行い、合意事項や共通認識などを発表する。

 また盧大統領は首脳会談に先立ち、ライス国務長官とポールソン財務長官とも会談する。ポールソン長官との会談は米国側の要請で行われるもので、米財務省が主導する北朝鮮金融制裁などについて意見が交わされるかが注目される。

 盧大統領は米国への出発に先立ち、フィンランドのリッポネン国会議長と会談した後、代表的な産学研協力都市オタニエミを訪問する。

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