北朝鮮の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長は11日、北朝鮮と中国の友好関係が発展を続けていくことを望むとする見解を示した。中国国営新華社通信が報じた。

 金委員長は、新任の劉暁明・駐北朝鮮中国大使から信任状を受け取った後、談話を通じ、中朝友好関係の強化と発展が、両国人民だけでなく北東アジアと世界の安定・平和・発展にも利益となると述べた。北朝鮮の党と政府は中朝関係を大変重視しているとし、両国の友好発展が北朝鮮の一貫した姿勢だと強調した。また、水害救援のため中国政府が人道主義的援助を提供したことに感謝の意を示した。

 これに対し劉暁明大使は、「中朝の友好協力関係を不断で強固なものとし発展させていくことが、中国の党と政府の確固たる方針」と明らかにした。中国は北朝鮮とともに伝統継承、未来志向、善隣友好、協力強化の精神で、両国最高指導者が達成した重要な共通認識を全面的に履行し、友好協力関係を深めていくことを望むと述べた。

 劉大使は、両国関係の冷え込みがささやかれる中、8日に平壌に到着した。胡錦涛国家主席や温家宝首相のメッセージを北朝鮮側に伝えたかについては明らかにされていない。

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