韓国輸出入銀行が発刊する「北朝鮮経済」夏季号によると、外国の主要投資専門家による国別リスク格付けで、北朝鮮が最下位判定を受けている。

 英国の金融専門誌「ユーロマネー」が185カ国・地域を対象に行った評価では、北朝鮮は昨年の184位から1つ順位を下げ、最下位の185位となった。世界173カ国・地域を対象にしたウォール街の投資ガイドブックによる国別リスク格付けでも、北朝鮮は昨年に続き173位で最下位となっている。米PRSグループが投資家に提供する投資リスクデータのインターナショナル・カントリー・リスク・ガイドでも、北朝鮮は140カ国・地域のうち109位で、昨年と同水準だった。このほか、経済協力開発機構(OECD)による格付けでも、北朝鮮は7年連続で、8レベル(0~7)のうち最も低い7レベル判定を受けている。

 対外経済政策研究院のホン・イクピョ専門研究員は、北朝鮮は正常な食料供給が行われておらず、国際社会の支援なしには維持できない非正常な国として評価されていると説明した。その上で、今年は経済状況がやや改善されたものの、ミサイルの追加発射や核実験準備説などリスク要因も多く、順位を上げるのは難しいとの見通しを示した。

Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.

Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0