会談に出席する盧武鉉大統領とバンハネン首相、両国の閣僚=8日、ヘルシンキ(聯合)
会談に出席する盧武鉉大統領とバンハネン首相、両国の閣僚=8日、ヘルシンキ(聯合)
欧州歴訪中の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領8日、フィンランドのバンハネン首相と会談し、移動通信など情報技術(IT)分野での研究開発協力を積極的に進めることにした。また、両国の革新クラスター間の協力を拡大するとともにフィンランドの原発廃棄物処理技術移転など原子力分野の技術交流も進めることで合意した。
 盧大統領は、バンハネン首相に韓国政府の平和繁栄政策について説明し、フィンランド政府の支持を要請した。

 両国はこのほか、韓国・フィンランド科学技術フォーラムの開催や、21世紀科学技術革新政策、政府研究開発事業、科学館運営などの協力策についても意見交換した。

 盧大統領に随行している金雨植(キム・ウシク)副首相(科学技術部長官を兼任)は同日、ペッカリネン貿易・産業相との会談で、「フィンランドが進めている科学技術への投資拡大、政府官庁間の研究開発投資の総合調整、先端技術分野に対する選択と集中などの政策は、韓国の政策と共通点が多く、両国が経験を共有できる可能性が大きい」と評価した。

 両国は同日、韓国原子力安全技術院とフィンランド放射線・原子力安全センター(STUK)、韓国の国際科学技術協力財団とフィンランド国立技術研究センター間などで、協力了解覚書を締結した。

 盧大統領は同日午後、ヘルシンキ市内で開かれた韓国・フィンランド経済協力委員会で演説しITと科学技術分野などの実質的な協力を呼びかける。現地の韓国商品展示会も視察、関係者らを激励する計画だ。

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