北朝鮮の金永南委員長「自衛的な戦争抑制力を強化」

北朝鮮の金永南（キム・ヨンナム）最高人民会議常任委員長は８日、北朝鮮・平壌で政権樹立（９月９日）５８周年を祝う中央報告大会に出席し、「国防工業発展に引き続き重点を置き、自衛的戦争抑制力を百方に強化し、全社会に軍事を重視する気風を確立していかなければならない」と述べた。先軍政治の突撃隊である人民軍隊の強化に最大の力を注ぎ、帝国主義の侵略策動も潰し、社会主義祖国を守る無敵必勝の軍力を固めていくべきと強調した。
　また、米国の北朝鮮圧迫と敵対視政策、日本の反共和国策動が、朝鮮半島の民族自主権と国家の安全を侵害する危険な事態を作っていると非難した。

　金委員長は、南北共同宣言の価値のもとで自主的な統一と反戦平和、民族大和合の３大愛国運動を展開し、祖国統一の偉業を必ず成し遂げると述べた。しかし、北朝鮮の核や６カ国協議などの問題には一切触れなかった。

　朝鮮中央テレビと朝鮮中央放送は同日午後６時から、中央報告大会の様子を録画放送した。

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