潘基文長官。韓国・ルーマニア協定調印式で=6日、ブカレスト(聯合)
潘基文長官。韓国・ルーマニア協定調印式で=6日、ブカレスト(聯合)
外交通商部の潘基文(パン・ギムン)長官が立候補している次期国連事務総長選挙の2回目の非公式投票が、14日に米ニューヨークで行われる。国連安全保障理事会の9月の議長国ギリシャが、このほど出馬を表明したヨルダンのザイド・フセイン国連大使を含む候補全員を対象に投票を行う方針であることが8日に明らかになった。
 これまで正式に登録した候補は、7月の非公式投票で1位を占めた潘長官のほか、タイのスラキアット副首相、スリランカのダナパラ元国連事務次長、インドのタルール国連事務次長の5人だが、立候補は12日まで受け付けられる。

安保理は、2回目の非公式投票後に実質的な選挙手続きに入り、28日ごろに常任理事国と非常任理事国の投票用紙を区別する正式投票を行う方針だ。常任理事国5カ国を含め9カ国以上の支持を得る候補が出るまで投票は続けられ、候補が決まれば事務総長として総会に推薦することになる。

 潘長官は、山場となる今月末、各種の国連会議で演説を行い遊説に全力を挙げる。演説では、国連事務局改革の青写真を含む事務総長候補としてのビジョンを示す方針だ。

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