農林部は8日、米国産牛肉の輸出作業場に対する現場調査の結果についての専門家協議会で、問題になっていた7つの作業場の衛生面や牛海綿状脳症(BSE)の安全管理に問題がないと判断されたことから、輸入の承認を決定したと明らかにした。

 今回の承認は、1月に韓米間の輸入再開交渉が妥結して以来8か月ぶり。韓米両国が合意した輸入衛生条件に基づき、獣医科学検疫院長が、5月の調査ですでに適合判断が下されている29か所を含む36か所の米国輸出作業場に輸入承認を出す予定だ。これにより2003年12月から輸入が制限されていた米国産牛肉が、2年10か月ぶりに輸入されることになる。

 ただ、輸入される米国産牛肉は30か月未満の牛の精肉に限られ、骨付きカルビやタン、内臓などは引き続き輸入が禁止される。米国での加工・運送期間が約15日、国内到着後の検疫・通関に10日ほどかかるため、市場に出回るのは来月初めごろになる見通しだ。

 韓米両国は1月に輸入再開に合意したが、BSE感染牛が新たに発見されたことに加え、輸出作業場の衛生管理で問題が起きたことなどから、輸入再開が延期されていた。

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