金融業界関係者は8日、大宇エレクトロニクス(旧大宇電子)の債権団がインドのビデオコンと米国系投資ファンドのリップルウッド・ホールディングスを優先交渉対象者として選定し、同日午後2時ごろ結果を正式に発表する予定と明らかにした。

 ビデオコンは、大宇レクトロニクスの買収価格として7億ドルを提示したという。マレーシア系ファンドのネオ・エクイティーは8億ドル以上を提示したが、審査過程で資金の調達能力や買収意思などで債権団の信頼を得ることができなかったようだ。ビデオコンとリップルウッドは50.1%と49.9%の割合で企業連合を構成したとみられる。

 債権団は先月17日に本入札を実施、先月末までに優先交渉者を選定する予定だったが、本入札参加企業間の価格競争や双竜自動車の技術流出問題などで審査期間を1週間延長した。債権団とビデオコンは2週間後に覚書(MOU)を締結し、2か月間の資産査定を経て年内に本契約を結ぶ計画だ。

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