北朝鮮が1994年7月に死去した金日成(キム・イルソン)主席を現在も「主席」と呼んでいることがわかった。また、1998年には憲法改正を通じ金主席を「永遠なる主席」として明文化し、国の職制から主席制度を事実上廃止した。これは金正日(キム・ジョンイル)総書記の指示によるものだ。

 朝鮮中央通信によると、朝鮮労働党機関紙の労働新聞は7日付けで、主席制度と関連した金総書記の12年前の発言を紹介した。金総書記は、「金日成同志は、朝鮮人民全体の一致した意思と絶対的な支持により高く推戴(すいたい)されたわが共和国の初代主席」とした。北朝鮮で主席とはすなわち「首領様(金日成)」で、主席という言葉は首領とは引き離せないとし、「金日成同志をわが国の歴史にたった1人の、初めてで永遠な主席とし、仕えるのが私の確固たる意志だ」と述べた。

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