北朝鮮が、平安南道の南浦港にコンテナ専用埠頭(ふとう)を建設し、南北経済協力の活性化に積極的に備えていることが分かった。大韓赤十字社の林容勲(イム・ヨンフン)南北国際本部長が7日に明らかにした。コンテナ専用埠頭は4~5隻の貨物船が同時に接岸できる規模だという。

 水害支援物資を北朝鮮に届け、5日に帰国したばかり。南浦港は韓国からの支援物資を円滑に受け取ることができる規模に拡張され、電気や水道施設なども整備されていたようだ。

 北朝鮮の情報筋によると、コンテナ専用埠頭の3万平方メートルに及ぶ舗装工事は5月ごろ終了した。16トンと40トンのコンテナ専用クレーンを設置して5万トン級の船舶の停泊を可能にした。南浦港は船舶の修理工場や風力発電所も設置されるなど、北朝鮮最大の国際貿易港として開発が進む。林本部長は「韓国の物流入港拡大を念頭に置いて接岸施設を拡大したようだ」と話している。

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