ソウル市は6日、「観光都市ソウル」にふさわしいインフラを確保するため、2009年完工予定のソウル市市庁舎1階に各種便宜施設を設置し、観光案内と予約サービスを提供する「観光総合案内センター」を置く計画を進めていることを明らかにした。

 市関係者は、団体観光客が多かった従来とは異なり最近は個人観光客やビジネス客が増えているのを受け、外国人が便利で効率的に国内観光できるようサービスを提供する拠点を設置することを決定したと説明した。観光名所案内はもちろん、政府が現在構築中の観光案内システムと連携し、全国のホテル、ユースホステルなど宿泊施設や航空券、列車、公演のチケット予約サービスも提供する予定だ。300坪規模の案内センターには休憩室、仮眠室、シャワー室、インターネットゾーンを置き、慣れない外国旅行に疲れた観光客の休息の場を提供するほか、両替所なども設置する。

 市関係者は、ソウルを訪れる外国人が増えているのに対し、総合的な観光便宜サービスが提供できていないのが実情だと指摘し、「多様な観光インフラの構築とコンテンツ開発で、ソウルが世界的な観光都市に生まれ変われるよう最善を尽くす」と抱負を述べた。

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