企画予算処が国立公園の入場料廃止について反対する姿勢を見せる中、与党開かれたウリ党が環境部との協議を経て入場料を廃止すると発表したことから、政府と与党の意見調整システムに問題があるとの指摘が出ている。
 ウリ党は1日、環境部と政府与党協議を行い、報道資料を通じ「一般市民が容易に利用できるよう入場料を廃止することにした」と発表した。環境部関係者は「ウリ党と環境部は入場料廃止に賛成する立場だった。反対している企画予算処とは合意できていない状態だ」と話している。年内は協議を続ける方針で、企画予算処の同意がない入場料廃止は望ましくないとの姿勢だ。

 一方、企画予算処は入場料廃止の方針を報道を通じて知ったとしており、当惑の表情だ。企画予算処は、官庁間で意見の異なる問題だけに、政府与党協議なら与党政策委員会議長、企画予算処、環境部、文化観光部の長官が出席する会議であるべきだと指摘する。企画予算処関係者は「予算当局としては、財政投入の負担が増える入場料廃止には反対だ」との考えを一貫して示している。

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