外交通商部の潘基文(パン・ギムン)長官は1日、最近の韓日関係について、靖国神社参拝や歴史教科書問題、独島領有権問題は韓国側が扱うものではないとの考えを強調した。これらの問題は日本政府と日本国民の心にかかっており、結果的に問題を起こしているのは日本との考えを示した上で、「日本が黙っていれば解決できるものではないのか。問題のカギは結果的に日本が握っているが、心を決めればきょうあすにでも解決できるもの。現実的に問題を解消できる方法を取るよう申し上げたい」と述べた。

 自身が立候補している国連事務総長選での日本の支持を問う質問では、「個人的な希望としては日本が最後まで支持してくれることを期待している」と日本の支持を求めた。潘長官は、韓日関係が悪化しているとはいえ、長期的に見れば長くは続かないし続けてはいけないとの考えを示すとともに、韓日間の伝統的な友好関係、日本が今後国際社会で取るべき役割などを考慮するならば、どのような人物が事務総長になるのが日本にとってよいのか考えないだろうかと反問した。

 一方、日本の谷内正太郎外務次官の訪韓可能性については、政治的に困難な時期であるほど対話は続けなければならないとの見方を示し、谷内次官が訪韓するならば歓迎すると述べた。このほか4日からソウルで始まる排他的経済水域(EEZ)境界画定交渉については、双方の誠実な話し合いがあることを望んでいると述べた。


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