サッカー・イタリア1部リーグ(セリエA)ASローマのスポーツ担当理事は31日、英プレミアリーグのトットナム・ホットスパーに所属するイ・ヨンピョ選手の移籍が白紙になったことと関連し、球団の立場を正式に表明した。
 理事は球団のホームページを通じ、「トットナム・ホットスパーとの合意は具体的な条件に至るまで完璧(かんぺき)だったが、急に選手本人が移籍を望まないとする姿勢を示した」と述べた。ASローマは、イ選手の入団に向けメディカルテストの日程まで調整していたが、宗教上の問題を理由にしたイ選手の決定を尊重したと説明している。

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 しかし、イ選手は帰国後の記者会見で「宗教的な理由で気持ちを変えたのでは決してない。ASローマは世界中すべての選手があこがれるチームで、移籍を断念するにはとても勇気がいった」と話しており、双方の主張が食い違っている。イ選手は、引退後のことも考え英国に残る方がよいと決断したようだ。

 一方、エージェント会社関係者は、イ選手の性格や考えを説明する過程で「宗教的な信念」という表現を使いはしたが、相手球団からカトリックが原因かと聞かれた際に、明確に「そうではない」と答えたと説明している。

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