ラムズフェルド米国防長官は27日、北朝鮮が近い将来に韓国に対する軍事的な脅威よりも他の国やテロ組織に大量破壊兵器を拡大させる存在として脅威になるとの見方を示した。同日の米ロ国防相会談を前に、ミサイル防衛(MD)システムの迎撃ミサイルが配備されているアラスカの米軍基地、フォート・グリーリーを訪れて述べたもの。

 ラムズフェルド長官は、北朝鮮軍操縦士の年間飛行時間が米軍操縦士の4分の1にも及ばないことなど北朝鮮軍の戦力が弱体化していることや韓国軍の軍事力が改善されたことなどを挙げ、「率直に言って北朝鮮を韓国に対する当面の軍事的な脅威として受け止めていない」との考えを示した。北朝鮮のミサイル攻撃能力が韓国より米国に脅威になるかとの質問については、「分からない」と答えた。

先月の北朝鮮によるミサイル試験発射については「潜在的な購買者に、北朝鮮のミサイル能力をアピールするため」と主張した。

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