昨年11月以降進展のない6カ国協議について、国際危機グループ(ICG)北東アジア責任者(ソウル駐在)のベック所長が、再開の見込みはほぼないと発言した。ボイス・オブ・アメリカ(VOA)が26日に伝えた。
 ベック所長は24日、VOAとのインタビューで「ブッシュ米政権の関係者が、偽造ドル紙幣製造疑惑に関連した対北朝鮮金融制裁を解除する考えはまったくなく、北朝鮮との2国間対話もこれ以上行わないとの姿勢を最近明らかにした」と述べた。そのため、北朝鮮が核放棄という戦略的決定を下さない限り、来月ワシントンで開かれる盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領とブッシュ大統領の韓米首脳会談や10月中旬を予定する韓中首脳会談でも、6カ国協議再開に向けた突破口は開かれないとの見方を示した。

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