拉北者家族の会の崔成竜(チェ・ソンヨン)代表あてに、日本の右翼勢力と思われる人物などから脅迫電話がかかかっている。崔代表が25日、聯合ニュースとのインタビューで明らかにした。

 脅迫談話は5月からこれまで、崔代表の携帯電話に10回以上かけられた。日本人拉致被害者の横田めぐみさんが死亡したと崔代表が発言したことに抗議する内容で、悪口も浴びせたという。脅迫電話をかけてくる人のほとんどは名乗らないが、韓国語の発音から日本人なのは確実だと崔代表は主張している。

また、身体的な危害を及ぼすとは言わないものの、明らかに脅威を感じるという。崔代表は昨年10月以降、北朝鮮からのテロの危険に備え、警察の警護を受けている。

 電話をかけてくる背景について崔代表は、めぐみさんの夫で高校生の時に韓国から拉致された金英男(キム・ヨンナム)さん一家を対面させようと動いたことが直接の原因だとする。日本の右翼勢力は拉致問題で北朝鮮に圧力をかけるため、「めぐみさん生存説」を主張しており、これが偽りと発覚することを懸念しているとの見方を示した。

 崔代表は「めぐみさん生存説」に関連し、複数の日本政府関係者から聞いた話として、日本政府は以前からめぐみさんの死亡事実を知っていたと発言している。

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