1990年代にマラソンで世界トップクラスだった韓国が2000年以降は低迷し、現在では日本が韓国の15倍に相当する競争力を持つという。

 サムスン電子の陸上団が25日に明らかにしたマラソン現況分析資料によると、陸上連盟に登録された実業団数は上半期基準で日本が823チーム、韓国は61チームだった。日本が韓国の13.5倍。このうち、所属選手が10人以上の実業団は日本が122チームで、5チームの韓国との格差は24.4倍に達した。

 選手の数は韓国の574人に対し、日本は3016人と5.3倍だった。特に5000メートル以上の長距離種目の選手の数は日本が約1500人、韓国が約100人で15倍の開きがあり、長距離選手がいる実業団の数も日本が10倍多かった。

 こうした底辺の違いが記録にも顕著に現れている。ハーフマラソンの場合、1時間3分内で走る選手が日本には43人いるのに対し、韓国は0人。フルマラソンでは2時間9分内の選手は日本が20人、韓国は3人と、日本が圧倒的に強い。

 韓国人ランナーとしては、1936年のベルリン五輪で故孫基禎(ソン・ギジョン)選手が金メダル、1990年代まででもファン・ヨンジョ選手が1992年のバルセロナ五輪で金メダル、イ・ボンジュ選手が1996年アトランタ五輪で銀メダルという成績を上げている。しかし、2000年以降は日本が2003年と2005年の世界陸上選手権で団体戦金メダルを獲得したのに続き、2004年のアテネ五輪では女子マラソンで金メダルだった。一方、韓国は2005年の世界選手権の場合、男子が54位を記録したのが最高。今では韓国が日本のマラソンの強みを研究するなど、立場が逆転している。

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