昨年の合計特殊出生率が過去最低の1.08人となり、人口の自然増加数も初めて20万人以下に落ち込んだ。

 統計庁が24日に発表した2005年の出生死亡統計によると、女性1人が15~49歳の妊娠可能期間に生むことが予想される平均出生児の数を示す合計特殊出産率は、前年の1.16人から0.08人減少した。韓国の出生率は米国の2.05人、英国の1.74人、フランスの1.90人、ドイツの1.37人、日本の1.25人などに比べ大きく下回っている。

 統計庁のパク・キョンエ人口動向課長は、「合計特殊出生率が1人以下に落ちる時期の予測は困難だ。先進国と比較すると他の国は増加または同水準だが、韓国は毎年大幅に減少している」と指摘している。

 昨年の出生数は43万8062人で、前年より3万7990人減少し、過去最低を記録した。これに対し死亡数は24万5511人で、前年より300人減少した。出生数から死亡数を差し引いた人口の自然増加は19万2600人で、過去初めて20万人を下回った。人口の自然増加数は1995年の47万3000人から2000年に38万9800人、2002年に24万8100人と減少を続けている。

 昨年の平均出産年齢は30.2歳で、前年より0.1歳上昇した。初産の平均年齢は29.1歳で、10年前に比べ2.6歳上昇した。出生児の性比は、女児100人に対し男児が107.7人となり、10年前の113.2人から大きく低下している。

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