純商品貿易条件指数は1単位の輸出代金で輸入できる量を意味し、この指数が低いほど輸入できる量は少なくなる。数値が下落すれば国内消費者の対外購買力の低下を意味し、体感景気の悪化につながるとみることができる。2005年第1四半期には81.3だったが、第2四半期に78.9、第3四半期に77.6と下がり、第4四半期には78.2とやや回復したものの、今年第1四半期には75.1まで落ち込んでいた。貿易条件の悪化は、輸出単価が下落する中、原材料と原油価格の高騰で輸入単価が急騰したため。
輸入単価指数は125.8で、1990年第4四半期の134.0以来の高い水準となった。前四半期比で3.2%急騰し、上昇率の面でも2004年第2四半期以来の高さとなった。これに対し輸出単価指数は91.2で、前四半期比0.3%下落、2004年第1四半期以降最も低い水準を記録した。
一方、総輸出代金で輸入できる物量を示す所得貿易条件指数は、輸出物量の増加に後押しされ前年同期より7.4%高い148.6となった。昨年第4四半期の150.8に比べやや下がったものの、前四半期の140.5からは大きく伸びた。輸出物量は前年同期より16.8%上昇した204.9、輸入物量指数は同11.6%上昇の153.3と、それぞれ過去最高値を更新した。
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