サッカー・ワールドカップ(W杯)によるテレビ広告の増加で、上半期の広告市場規模は昨年に比べ6.6%成長したことが分かった。

 広告代理店のフェニックス・コミュニケーションズが韓国広告データの資料を基に調査したもので、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌の4大媒体で上半期の広告費は3兆1753億ウォンとなった。媒体別ではW杯関連広告が集中したテレビが1兆1276億ウォンで、前年同期比9.8%の増加となった。市場規模は小さいものの、雑誌広告は1791億ウォンで11.2%の成長を記録した。新聞は1兆7551億ウォンで4.3%増、ラジオは1135億ウォンで6.1%増だった。

 業種別では、金融・保険・証券が前年同期比39.5%増、ファッションが35.4%増と大幅な伸びを示したほか、教育・福祉厚生(15.3%)、家庭用電機・電子(14.8%)、輸送機器(17.3%)などの成長も目立った。これに対し、化学工業はマイナス48.7%と大幅に減少したほか、流通がマイナス21.8%、基礎材料がマイナス9.9%、精密機器・事務機器がマイナス6.6%など、振るわなかった。

 業界関係者は、W杯により上半期に広告が集中したことから、下半期の広告市場は成長がやや鈍化するとの見通しを示している。

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