左から金槿泰議長、バーシュボウ駐韓米大使、金ハンギル院内代表=14日、ソウル(聯合)
左から金槿泰議長、バーシュボウ駐韓米大使、金ハンギル院内代表=14日、ソウル(聯合)
バーシュボウ駐韓米大使は14日、戦時作戦統制権の移譲問題と関連し、長期的には移譲を通じて韓米同盟が一層強化されるとの見方を示した。国会で与党・開かれたウリ党の金槿泰(キム・グンテ)議長、金ハンギル院内代表と会談した席で述べたもの。

 バーシュボウ大使は、「統制権の移譲問題は極めて重要な事案だが、韓米両国は1つの共通目標に合意した」と強調した。転換期を経て移譲することに合意したという。また、統制権の移譲で韓米両国はバランスのとれた関係に発展し今後50年間、韓米同盟関係が強化されるとの見通しを示した。韓米関係は共通の利害だけでなく、共通の価値に基づいているために特別だとしながら、金議長や光州で血を流した人々は韓国民主主義の英雄だと賞賛した。

 会談に先立ち金議長は、暑い夏にこそ穀物が実るとして、韓米同盟関係も猛暑のなかで実りあるものにしたいとあいさつした。また、自身を振り返り、「ご存知のように私は民主化運動に参加し、重要な局面を迎えるたびに米国が韓国国民の望みとは一致しない方向に進むことに非常に批判的だった。しかし、米国の友達が韓国の民主主義の発展と努力を願ったことも心に留めている」と述べた。

 金院内代表も、米国は韓国国民にとって依然として大事な友好国で最も頼もしい同盟国だと述べた上で、「これを前提に統制権の移譲問題を話し合っている。作戦統制権が移譲されても同盟関係には問題がないということをこの場で確認したい」と述べた。

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